甲状腺の病気
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甲状腺の病気
甲状腺は、のどぼとけ(甲状軟骨)の下で気管の前に位置する臓器で、蝶が羽を広げたような形をしています。甲状腺ではヨウ素(昆布・ワカメなどに多く含まれるミネラル)を材料として、甲状腺ホルモンを作り出しており、甲状腺ホルモンは、体の発育や成長、代謝などに欠かせない働きをしています。
見た目で甲状腺が腫れることで気づかれたり、健康診断などで指摘されることがあります。のどの違和感で受診して腫瘍が発見されることも多いです。放置しておくと、ホルモン不足やホルモン過剰によって体に影響を与えたり、腫瘍が食道や気管を圧迫して飲み込みに支障をきたすことがあります。
甲状腺の代表的な病気としては以下があります。特に女性では、甲状腺に対する自己抗体が出現して徐々に甲状腺機能が低下する「橋本病」が多くみられます。
・甲状腺機能低下症(橋本病など)
・甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)
・甲状腺腫瘍
甲状腺良性腫瘍:腺腫様結節、腺腫様甲状腺腫、単純性甲状腺腫、嚢胞 など
甲状腺悪性腫瘍:甲状腺がん(乳頭がん、濾胞腺がん、髄様がん、未分化がん)、悪性リンパ腫 など
・採血:甲状腺ホルモン、腫瘍マーカー、自己抗体などを採血で検査します。
・エコー検査:甲状腺の血流や腫れ、腫瘍の有無を超音波検査(甲状腺エコー検査)で調べます。
・エコー下穿刺吸引細胞診:腫瘍の良性悪性を診断します。
※当院ではエコー下穿刺吸引細胞診を行っています(完全予約制)。
甲状腺に腫瘤(はれもの)ができたとき、良性・悪性を判断するために行う検査です。甲状腺エコー検査で腫瘤の位置を確認しながら細い注射針を直接腫瘤に刺して細胞を吸引し、採取した細胞を顕微鏡で観察して診断します。
穿刺吸引細胞診はエコーで診ただけでは分からない甲状腺内の腫瘤を詳しく検査できます。良性・悪性を鑑別できる確率は90%前後です。
①診察
甲状腺腫瘤のサイズ・性状をエコーにて確認します。穿刺吸引細胞診の適応があれば、後日検査の予定を組みます(予約制となります)。検査の注意点や合併症についてもお話しします。
②検査
甲状腺エコーで腫瘤を確認しながら腫瘤内の細胞を採取します。甲状腺がある首に注射針を刺すため怖いと感じられるかもしれませんが、採血で使用する針と同じ細い針を用います。検査自体は5~10分程度で終了します。
③結果説明
約1週間後に結果説明を行います。良性・悪性を鑑別できる確率は90%前後です。
時に細胞数が少量で正確な診断をつけるには不足している場合があり、その場合は再検査を行うか相談となります。