鼻づまり(鼻中隔弯曲症など)
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鼻づまり(鼻中隔弯曲症など)
エッセンス
①何らかの原因がある場合(鼻茸やアレルギー性鼻炎など)
②もともと狭い場合(鼻中隔弯曲症、肥厚性鼻炎)があります。
ここでは②の鼻中隔弯曲症、肥厚性鼻炎について解説します。
鼻中隔とは鼻の左右を真ん中で分けている壁のことで、上下と後方で支えている薄い骨(鋤骨・篩骨正中板・上顎骨鼻稜など)と間にある軟骨(鼻中隔軟骨)からできています。多かれ少なかれ誰でも曲がっているものですが、鼻づまりの原因となったり、鼻水の流れが悪くなる要因になったりする場合、病気として扱います。
中には慣れてしまってとても強い曲がりがあっても、鼻づまりを自覚しない場合があります。しかし、大事なのは鼻を空気が「ゆっくり、まっすぐ、十分に」流れることです。
主に成長の過程で湾曲が強くなる場合が多いです。上下に支えている薄い骨の成長が強い場合、上下からの圧力で軟骨が強く湾曲する場合があります。
過去に鼻をぶつけた、骨折したなどの外傷で弯曲が強くなる場合もあります。
鼻の中には気流を整えてくれるひだが何種類かあり、その中で一番大きいものが下鼻甲介です。下鼻甲介がないと鼻の空間が広すぎて息を吸っている感じがしなくなるため、非常に大事な役割を果たしていますが、逆に腫れた状態が続くと鼻づまりの原因となります。これが肥厚性鼻炎です。
もともと下鼻甲介の粘膜が分厚い場合以外に、アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎で腫れた状態が続いている方や、市販の点鼻薬を頻用している方に多く見られます。特に市販の点鼻薬はやっかいで、血管収縮薬が入っているため使用したときは下鼻甲介が収縮して鼻づまりが改善するのですが、頻用することでリバウンドが起こり、逆にふくれた状態で戻らなくなる場合があります。これを「薬剤性鼻炎」といいます。
曲がりが強い部分からの出血、いびき、のどの炎症を繰り返すなど、それ以外の症状の原因となる場合もあります。睡眠時無呼吸症候群の方でCPAPを使用しようと思っても、鼻通りが悪いためにうまく装用できないということもあります。
鼻づまりの手術(鼻中隔矯正術・粘膜下下鼻甲介骨切除術)は日帰り手術として行っています。