アレルギー性鼻炎|ひわたし耳鼻咽喉科クリニック|【土日診療】亀岡市で口コミが評判の耳鼻科

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アレルギー性鼻炎

エッセンス

  • 通年性と季節性(花粉症)があり、年々増加しています。
  • 治療はまず抗原の除去と回避。それぞれの方の症状や背景に合わせて薬を処方します。
  • 当院ではアレルギー性鼻炎(花粉症)の日帰り手術を行っています。

※院長は「日本アレルギー学会専門医」です。
舌下免疫治療免疫療法・抗体治療(ゾレア皮下注射)も行っています。なんでもお気軽にご相談ください。

アレルギー性鼻炎(花粉症)とは

アレルギー性鼻炎

「アレルギー」はからだの免疫システムが関係して起こる症状で、ある特定の物質に対する防御反応が過敏に起こる体質の人に多くみられます。しかし近年は、体質に加えてストレス、食生活、大気汚染、日常をとりまく化学物質の増加なども影響を与えているのではないかと考えられており、現代病の一つともいわれるようになりました。

「アレルギー性鼻炎」とは、鼻の粘膜に入った異物を排除しようとする反応が過剰に起こり、おもに鼻水、鼻づまり、くしゃみといった鼻炎症状が続く状態をいいます。かぜの合併症としても同じような症状が見られますが、かぜの原因がウイルスであるのに対し、「アレルギー性鼻炎」の原因は花粉やハウスダストなどが多いといわれています。

アレルギー性鼻炎(花粉症)の原因

「アレルギー性鼻炎」には季節によって症状が出る「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」と、1年中症状が出る「通年性アレルギー性鼻炎」があります。原因(抗原)として最も多いのは花粉で、学会でのアンケート調査では日本人の約43%が花粉症といわれていて、通年性アレルギー性鼻炎と合わせて2人に1人がアレルギー性鼻炎を持っていて、年々増加傾向にあると言われています。

花粉症のなかでもっとも多いのがスギ花粉症です。次いでイネ科花粉症、ブタクサ花粉症の順となっています。このほかにも「アレルギー性鼻炎」を起こす花粉は一年を通じて飛散しています。アレルギー体質の人は複数の抗原に過敏反応を示す傾向があるため、季節ごとになんらかの花粉症の症状に悩まされる人も少なくありません。
アレルギー性鼻炎の原因は、ハウスダスト(家の中のホコリ)やダニ(ヤケヒョウダニ・コナヒョウダニ)・カビなど、ごく身近な場所にも潜んでいます。特にこどもで春から秋にかけて鼻症状がある場合はハウスダスト・ダニのアレルギーと考えて間違いないです。年々、子どもの発症時期が早まっているという報告もありますので、とくに小さな子どもがいる場合はハウスダストやエアコンのカビ、ペットの毛、そば殻、材木の粉、羊毛など生活回りの抗原対策とともに、アレルギー症状を悪化させる大気汚染、偏食、ストレス、疲れなどにも細心の注意をはらうことが大切です。

アレルギー性鼻炎(花粉症)の症状

主な症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまりがあります。この他、目に現れる症状としては、かゆみ、充血、異物感など。皮膚にも症状が出ることがあり、顔がピリピリしたり、耳のかゆみを感じたりするケースもあります。
季節性アレルギー性鼻炎の場合は、決まった季節に症状が出ますが、例えばスギ花粉がアレルゲンの場合、風邪の症状と似ていて判断がつかないこともあります。通年性アレルギー性鼻炎の場合は一年を通じて症状が見られます。朝の起床後に症状が出やすい傾向が見られ「モーニングアタック」と言われています。人によってはアレルギー性鼻炎からちくのう(副鼻腔炎)などを合併する可能性も少なくありません。

アレルギー性鼻炎(花粉症)の診断

はじめに、問診で特徴的な症状の有無や生活環境(ペットを飼っているかなど)、他にアレルギー症状を持っているかどうかの既往歴などを確認します。診察では鼻粘膜の腫れぐあいや鼻汁の量などをチェックして、鼻汁を採取して検査(鼻汁好酸球検査)、どの抗原に感作されているかを採血して調べます。

最近では「local allergic syndrome」といって、鼻のアレルギー症状はあるのに採血では抗原抗体反応やIgE上昇が認められないものも隠れていると言われていますので、鼻に直接抗原ディスクを置いて鼻粘膜が腫れるかなどをチェックする鼻粘膜誘発テストも行うことがあります。アレルギー症状からちくのう(副鼻腔炎)などを合併している場合は、内視鏡やコーンビームCTによる検査と追加の治療を行います。

アレルギー性鼻炎(花粉症)の治療法

抗ヒスタミン薬

内服薬の代表は抗ヒスタミン薬です。以前は眠気などの中枢神経抑制作用や、口渇などの抗コリン作用の副作用が問題でしたが、現在では第二世代抗ヒスタミン薬という副作用の少ないものが主流となっています。眠気の少なさ、効き目の強さ、服用回数、服用するタイミングなど、ライフスタイルや鼻の症状がどれだけ日常生活の支障につながっているかを考慮して選択していくことが重要です。非常に多くの薬の種類がありますので、各患者さんにしっかりヒアリングしながらベストマッチの治療を探していきます。

抗ロイコトリエン薬

アレルギー性鼻炎に伴う鼻づまりがメインの方に使用します。遅延型反応といって、花粉などの抗原が鼻粘膜で起こすアレルギー反応のうち、少し遅れて出てくる反応に対し効果を発揮します。眠気などの副作用がほとんど無いので、他の抗ヒスタミン薬や点鼻薬と一緒に使用してもらうことが多いです。この薬は気道の過敏性を抑えたり、気道分泌をコントロールできたりする特性から、喘息の治療薬として軽症から重症の方まで有効な薬であるため、咳症状が目立つアレルギー性鼻炎の患者さんには積極的に処方しています。

鼻噴霧用ステロイド点鼻薬

鼻の中にステロイドが含まれた液状、もしくはパウダー状の薬剤を噴霧するタイプの点鼻薬で、非常に効果的なため欧米では第一選択の治療としても推奨されています。鼻粘膜にて吸収、代謝されるので全身への副作用はありませんが、使用法を間違えると鼻血が出やすくなったり、効果が実感できないことがあるので、初めての方には点鼻薬使用のコツをお話ししています。最近は1日1回噴霧するだけで効果が持続するステロイド噴霧薬がありますし、幼児も使用できるタイプのものもあります。

アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)

アレルゲンを体の中に毎日少しずつとりこみ、体をアレルゲンに慣れさせていく治療法で、以前から皮下注射の方法で一部の医療機関で行われていたものです。2014年から舌下免疫療法という、アレルゲンエキスが入った錠剤を舌の裏に含ませる治療が保険で行えるようになり、最近は盛んに行われるようになってきています。

免疫治療(ゾレア皮下注射)

通常の治療でも効果がなかなか出ない重症・最重症の方に勧められます。保険治療ですので患者さんの負担は軽くはなりますが、それでも現状では値段が高い治療ですので、条件を満たした方(12歳以上、採血でスギの抗体反応が出ている、体重が重すぎない)に期間限定で投与が可能です。詳しくはコチラをご参照ください。

アレルギー性鼻炎(花粉症)の手術

アレルギー性鼻炎の手術としては、

  • CO2レーザーによる鼻粘膜焼灼術
  • 鼻づまり解消の手術と同時に行う、後鼻神経切断術

があります。いずれも当院で日帰り手術で受けて頂けます。

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