外耳炎|ひわたし耳鼻咽喉科クリニック|【土日診療】亀岡市で口コミが評判の耳鼻科

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外耳炎

エッセンス

  • 耳かきのしすぎに注意。
  • 耳あかには「自浄作用」があるので、頻繁に掃除しなくても大丈夫。
    「耳あか」についてはこちら
  • 外耳炎になったらできるだけ触らない。軽症には軟膏の塗布、耳漏(耳だれ)には洗浄処置や点耳薬が必要です。真菌(カビ)になると長引く恐れあり。

外耳炎とは

外耳炎とは、鼓膜より外側の外耳に炎症が起こっている状態です。耳痛、耳だれ、耳の詰まった感じがあり、原因は耳かきによる傷、爪の引っかき傷などからの細菌の侵入・繁殖によって発症します。また、海水が入ったままであったり、長時間イヤホンを使用することでも炎症がおきやすくなります。

耳かきのしすぎで炎症が起こる→かゆくなって耳かきでこすってしまう→炎症や感染が起こる、という悪循環で長引いてしまうケースも多いです。

外耳炎の原因

(1)耳掃除のしすぎ

最も多い原因は、耳掃除のしすぎです。基本的に耳あかには「自浄作用」があるため勝手に外側に流れてきます。そのため、お風呂上りなどに外側を軽く綿棒などでぬぐう程度で十分に掃除はできます。しかし気になって耳かきをしすぎてしまうと、耳かきで外耳道の皮膚が刺激されて炎症をおこしたり、傷から細菌が侵入して、感染おが起こってしまうことがあります。

竹や金属製のような硬い素材の耳かきでおこってしまうことが多いのですが、綿棒でも触り方や頻度によっては起こります。

 

(2)長時間のイヤホンの使用

昨今、リモートワークが増えたことにより長時間イヤホンを耳に付けたままにしている方も多いかと思いますが、長時間のイヤホンの使用は耳の内部の皮膚が刺激されることで外耳炎を発症する可能性があります。

耳の中に入れるタイプのイヤホンの長時間の使用を避ける、サイズの合ったイヤホンを使用する、痛みを少しでも感じたらイヤホンを外すことが推奨されます。長時間使用する場合はスピーカーやヘッドホンを使用するのが好ましいです。

 

(3)外耳湿疹

皮膚のアレルギー反応である湿疹が外耳に起こることがよくあります。季節に関係なく起こる場合と季節性のもの、また花粉症の一症状として出る場合もあります。

湿疹がひどくなって皮膚の表面が荒れ、そこから細菌が入って外耳炎が起こります。また、湿疹では激しいかゆみが出る場合が多いので、強くこすってしまってやはり皮膚が痛み、そこから細菌が入ります。

 

(4)中耳炎

急性中耳炎では中耳の炎症が外側まで及んで外耳炎にもなります。また慢性中耳炎でも耳漏が続いている場合には、その耳漏の刺激で外耳道の皮膚に炎症が起こります。

 

(5)真菌(カビ)

外耳道炎は細菌だけでなく、湿った状態が続くと真菌(カビ)による炎症が起こることも珍しくありません。この状態を「外耳道真菌症」と言います。

カビの炎症の場合には、乳白色や真っ黒な耳カス状の耳漏が大量に出るのが特徴です(カビの種類によって色合いが違ってきます)。外耳道真菌症では、通常の細菌よりも症状も強く治るまで期間がかかることが多いです。

 

(6)冷水などの刺激

潜水士やサーファーのように慢性的に冷水が耳に入り、刺激を受け続けていると、外耳炎をおこしやすくなります。また、プールの水に入っている消毒薬が刺激となって外耳炎が起こることもあります。

 

(7)耳あか

耳垢(耳あか)を掃除せず、長年放置していると外耳道に耳あかが充満し、完全に耳の穴が詰まって耳垢栓塞という状態になると、耳あかの刺激によって外耳炎を起こす場合があります。

さらに病状が進行すると外耳道真珠腫という状態になり、外耳道の皮膚だけでなく骨まで解けるほど炎症が進んで手術が必要になる場合があります。

外耳炎の症状

(1)耳のかゆみ

耳かきなどでかく・こするほど炎症がおこり、悪化することで余計にかゆみが増し、さらにかゆくなるという悪循環がおこってしまいます。かゆみがとても強い場合には、アレルギー体質でシャンプーなどの刺激が原因となって発症する「外耳道湿疹」を合併している可能性もあります。

 

(2)耳の痛み

耳を引っ張ったり、押したりすると痛みがあります。腫れが強い場合はずきずきとした痛みを感じます。

 

 

(3)耳だれ

皮膚のバリアが破れると黄色の浸出液が出ます。黄色のぽろぽろしたかさぶたができますが、傷が治る前に触ってかさぶたをはがしてしまうと浸出液が続いてしまうことになります。また、外耳道炎感染すると白色の膿性分泌液となります。

 

(4)難聴・耳閉感

外耳道が腫れることで耳が詰まった感じや、音がこもった感じに聞こえます。膿や分泌物のかすが詰まると、聴力が低下します。

 

(5)耳鳴り

キーンと耳鳴りがしたり、ドクドクという拍動音が聞こえる場合があります。

外耳炎の診断

耳鏡または内視鏡で、耳の中を観察します。外耳道が赤く腫れていたり、膿や分泌物のかすが付いていたりする状態が見られる場合、外耳炎と診断されます。

耳だれを伴うような細菌感染や真菌による感染症の場合には、培養検査も行い、適切な治療が必要になります。

外耳炎の治療

(1)軽い外耳道炎

軽い外耳炎であれば、耳をできるだけさわらない、掃除をしないという指導をするだけでも自然に治ります。痛みや炎症による外耳道皮膚の赤みや腫れに対して軟膏を状態に応じて塗布します。

 

(2)炎症や痛みが強い場合

炎症や痛みが強い場合には、通常の点耳薬に加えて抗生物質や痛み止めの内服薬を処方します。耳の穴の外付近で皮膚の下に膿瘍といって膿がたまる程炎症が高度な場合には、皮膚切開で排膿する処置や抗生物質の点滴が必要な場合もあります。

 

(3)カビによる炎症(外耳道真菌症)の場合

カビによる炎症の場合は、カビを取り除いた後に軟膏や特殊な治療薬を塗布するなどの処置が必要で、通常の外耳炎よりも通院頂く回数も多くなることが多いです。

原因として、湿疹がある場合には抗アレルギー薬の内服を併用し、慢性中耳炎による耳漏が原因の場合にはその治療をしないと根本的な解決には至りません。

 

(4)外耳道真珠腫

外耳道真珠腫が疑われる場合はCTで骨破壊の程度を確認します。定期的に耳あかを除去する処置が必要で、骨破壊が進む場合や既に大きく骨が融解している場合は手術が必要です(←耳の手術の項を参照)

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